仮想=現実

宮澤葵

今やデジタルは私たちの生活に欠かせないものとなってきています。リアルな生活では実際に外へ赴き、学校や会社で行くということがありますが、コロナ禍により自宅でのオンラインで授業や業務ができる時代になってきています。

私が考える『バーチャルリアリティ』とは、これから人の存在を構成する一部になってくると思っています。

VR=仮想現実と訳されていますがそれは仮想ではなく、それもリアルでありもう一つの現実だと考えています。リアルでの現実やデジタルでの現実が今を生きていることと何ら変わりない。今までは「現実」は一つの絶対的な解としての言葉として使われてきたが、これからの時代の「現実」の意味が複数存在していく可能性があると思います。

『バーチャルリアリティ』は仮想であり、現実に存在する人を構成する要素になるのではないかと。もう半分は今この場にリアルで生きている自分の要素である。仮想世界と現実世界で、 「仮想=現実」ということかもしれない。

仮想=現実という意味になると夢や希望といった連想や妄想することも現実の可能性の一部であるのかもしれない。

どこまでも実現が可能になってくる『バーチャルリアリティ』は常に変化を繰り返しています。今はあまり聞かない言葉ではありますが、10年後には聞き慣れた言葉になっているかもしれない。「仮想」という世界は過去に人類が理想として思い描いた姿が「現実」なのかもしれない。

今回取材に応じてくれた方々のお話を聞いていると、コロナ禍という大きな障害があったものの、それを乗り越え、変化しようという強い意志を感じました。時代が変わりゆく瞬間が迫ってきていますが、私たちはそのままでいいのでしょうか?我々こそこの時代に追いつくために「変化」する必要があると感じました。

(宮澤葵)