『ゲーム依存症の香川県規制条例と全国』

 結論として、ゲーム規制条例を可決した香川県は不明瞭な点や内容やパブリックコメントなど、数多くの問題点を抱えてしまっていると考える。これを見ても、SNSやインターネットで批判が飛び交うのも分かる話である。議会で行われた議論も「賛成が多いから可決しよう」と言った流れで20分と言う短さで議論は終了したとされている。

 このことから、安易で且つ大雑把なまま可決まで行ってしまったと考える。 誰しもが「ゲーム依存」となると、香川県にはどれほどの依存度があるかと言う問題になるのだが、実際のところ香川県事態が顕著に多いわけではなく何も情報が得られないことから、議長のゲームに対する嫌悪感からこの条例が発展したのかと考える者のそう多くない。

 また、検討委員会にはゲームやインターネットのコンテンツに直接関係しない電気通信事業者であるNTTドコモ四国支店のみヒアリングに呼ばれ条例で規制するゲームやインターネット関連業界関係者を一切呼ばないなどもある。

 だがしかし、こうして大山議長が条例を可決成立させたことにより、各県でこのような条例を検討する県も増えていくと仮定すると、全国に広がる条例になっていく可能性もあると考える。

 今では、ゲームとは生活の一部になっている人もいれば職業となってお金をもらっている人もなか。スポーツ化したゲームというコンテンツに対して、条例を加え時間を縛るという行為に対し、県民はどのように思っているのかそこは誰もわからない、だがこうして可決した条例がどのように他県に影響を及ぼし、且つ日本全土でどのように取り組まれるのか見ものである。

 一概にこの条例が悪いとは思わない人多数、この近代化の日本でインターネット依存はどのように悪影響、もしくはいい影響をするのか実物である。

ノベル&シナリオ専攻 2年 福嶋 大樹

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