ゲームにおける報酬システムとは

 皆さんが毎日楽しんでる、ビデオゲーム(コンシューマーゲーム、コンピューターゲーム、スマホゲーム、ソーシャルゲーム)を中心に展開する。ビデオゲームには、ついはまってしまう報酬というシステムがあるのをご存知でしょう。   

 ゲームの途中でこのごほうびがどうにも欲しくなり、ついつい、ハマりまくってしまうという経験は誰しもあったはずです。それは実は脳の中にある物質でドーパミンが関係していることを知っているでしょうか。この脳で生成されるドーパミンというホルモンは、一度報酬を嫌ったりすると慣れます。そして、もっともっと報酬が欲しくなり何度も繰り返し報酬を要求。もう少し詳しく説明することにしましょう。この「報酬システム」とは、 「スキナ―箱」と呼ばれる実験によって科学者による研究がなされています。

 スキナ―箱を簡単に説明すれば、ラット(ネズミ)はボタンを押して報酬を受け取り、このアクションを何度も繰り返します。つまり、ラットはボタンを何度も押すように訓練することができます。科学者は今までの結果からラットは報酬の満足度のためにレバーを押すと考えていましたが。

 EpicGames社のUX(ユーザーエクスペリエンス)スペシャリストPh.D.( 哲学博士)のBen Lewis-Evansが言うように、物事はもう少し複雑です。ドーパミンは欲望にのみ関係し、喜びや満足には関係しないと考えます。  

 たとえば、free-to-play(無料でできるゲーム)モバイルゲームの多くは(「Afk Arena」,「 Clash of Clans」,「 Rise of Kingdom」,「 Raid Shadow of Legends」, 全てidle games など、最初からプレイヤー(player)レベルを上げやすくし、ゲーム通貨と様々なボーナスをたくさん受け取ります。このような載した報酬システムはプレイヤーが早くゲームに慣れ、好きになってもらい、何ヶ月も続けたくなるために必要です。ゲームを続けていくと自身のレベルが足りず難易度の高いボス に勝てなくなることがあります。結果ゲームプレイのやる気を削ぎドーパミンを求めプレイしなくなります。この時、開発者はプレイヤーの課金を望みます。(レベルアップのための強化アイテムの購入)。課金中になれない無課金者たちはログインボーナス、ストーリーを進め地道に石を貯めガチャができるその日まで耐えURを引き当て難しいレベルをクリアしていきます。 

 「ゲームに依存」し、より多くの報酬を受け取りたいプレイヤーはログインボーナスを待つか、課金の選択のどちらかを行います。報酬を受けた結果、プレイヤーは再び経験を積み、多くの報酬を受け取ることが容易になり、「報酬の一時停止」が再び円を描くように動き出します。  

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