Pick! 4 Sentoh__あったか銭湯訪問
江戸川区の銭湯といえば、歴史ある銭湯も多く、
掘れば温泉が出た時代があったいう。
だから今でも天然温泉の銭湯が多く、露天風呂まであるところも。
しかも入浴料大人470円。
銭湯愛好家にはもってこいの地域で
遠方からわざわざ来る人も多いとか。
江戸川区内で東京都の浴場組合に加盟の銭湯は32軒。
下町の風情と人情が通う、心も体も優しく癒してくれる憩いの場だ。
今回はその中から厳選3軒を紹介しよう。
都内最古の銭湯、あけぼの湯
それから待合や家族がゆっくりくつろげるお食事処も広くしました」
嶋田さんのお父様の考えとしては、表階段で、2階に入りたい人は2階へ、1階で入りたい人は1階というように考えていたらしいのだが、嶋田さんは反対したそう。「裸で二階にも行けるようにしないと」とお父様を説得し今の形になったそう。
あけぼの湯には開業当初からお食事処がある。
庶民には嬉しいリーズナブルで、しかも美味しいと評判メニューがいっぱいだ。
お食事処は、2階だけで銭湯を営業している時も併設していた。まるで元祖のスパー銭湯のよう。
なんと言ってもあけぼの湯の魅力は銭湯の料金で12種類もの湯にを堪能できること。しかも正真証明の天然温泉もある。
温泉水は昔から使っている井戸からお湯を引いているということ。
「昔は温泉法で温泉か鉱泉かという区別をつけていたのですが、その区別がなくなった時、近くに開業している鶴の湯さんの黒湯が温泉だったことが判明し、うちも試しに調べて見たら温泉だったんです。」という。
新しく温泉を引くために掘るのには、莫大なお金がかかるため、お父様には感謝しているとのこと、でもそのポンプには寿命があり、直したりもしなければいけない時も来るとのこと。温泉を維持するのは大変なことらしい。
「お客さんにいつでも気持ちよく入ってもらうことが第一なので、とにかく徹底的に掃除をするようにしています」
1階で1時間、2階で2時間。合計2時間かけて掃除を毎日しているという。それを平均3人で掃除する。
重労働なのか、辞めていく人が昔は多かったとのこと、やはり12種類と湯船の数が多く、また全てが天然温泉なため、掃除はさらに大変だという。
19代目という嶋田さん。この地で先祖が銭湯をはじめたのは江戸時代、元々、武士だったが、この地にて河を流通経路にする人たちのために船宿を開業した。その人たちに銭湯も必要になり銭湯も開業したという。
お湯は肌にしっくりと柔らかい。ゆっくり浸かれば疲れが飛ぶのはもちろんだ。
季節ごとに変わり湯のイベントがあり、毎日多くの人で賑わうあけぼの湯。
銭湯もさることながら気さくにいろいろお話ししてくださった店主の人柄の魅力にファンが集うに違いないと思った。
〒134-0091 東京都江戸川区船堀3丁目12-11
アクセス:都営新宿線「船堀駅」より徒歩5分
休日:毎週木曜・第1第3が木・金曜日連休
営業時間:平日・15:30~23:50 祝日・14:00~24:00
リニューアルしたイーストランド
「当時この場所には何もなく、農家をやっていたんですが、父親が腰を痛めたところで考えました」と代表者である田島行司さん。それで銭湯開業することに。
丁度周りに銭湯のを探している人がいてそれに応える形で、始めることを決意しという。お父様と一緒に始めた田島さんは、たくさんの人が銭湯でくつろぐ姿を幼少時から見ていた。
これからも多くの人に愛される銭湯を目指す。4年前に大きなリニューアルをした。
とてもオシャレで、木の温もりがとても気持ちいい、とても和モダンな綺麗な銭湯。是非足を運んで一息ついてみては。
〒133-0055 東京都江戸川区西篠崎2丁目23-1
アクセス:都営新宿線「篠崎駅」より徒歩15分
京成バス・新小岩71新小岩行「虹の家」下車徒歩3分
休日:毎週月曜日 営業時間:14:30~23:00
江戸時代から創業の鶴の湯
江戸時代に創業されたという鶴の湯。現在の代表者である中島正悟さんは、10代目です。
代々続けられてきたものを続けていきたいという鶴の湯。 いろいろな人の意志を継ぎ、たくさんの人に支えられているからこそ、今も昔と変わることなく続いているという。
鶴の湯さまの特色は「黒湯」。天然温泉である黒湯を、露天と屋内で楽しめます。そして浴槽ごとに温度が違うのも特徴。露天は温度が低く、屋内は高い。それは、訪れたお客様に満足していただきたい、という中島さまの繊細な気配りから。
昔から続く銭湯の粋を、味わってみませんか。
〒134-0091 東京都江戸川区船堀2丁目11-16
アクセス:都営新宿線「船堀駅」より徒歩5分
休日:毎週木曜日
営業時間:15:30~0:00 受付は23:30まで